CAR(Computer-assisted reporting)の体験コース(crash course)を開きます。
地価公示を素材に、オープンソースのソフトウエア(OSS)だけを使ってデータを閲覧します。作業に必要な基本スキルとして、表計算ソフト、GIS、シェルスクリプト、R(統計ソフト)、Python(pandas)などを体験します。
各領域だけで、入門本・マニュアルが何冊もある基本的かつ多機能な技術です。「それを学んで何が出来るようになるか」が垣間見れるように企画しました。(私もどこまで多機能なのか把握していませんし、現在も新機能が追加され続けています)
どなたでも参加していただいて構いませんが、特にNICARデンバー大会に参加を検討されている方のsession選択の参考になるように、「データの入手・分析側」に絞っています。参加されない方にも「こんなことを記者が学んでいるんだ」という感触が得られるようにしました。
NICAR2016予定セッション: https://www.ire.org/conferences/nicar2016/expected-sessions/
- 場所:プレスセンタービル
- 日時:2月13日12時~(予定)
- 持ち物:WindowsかMacのノートパソコン(ディスクに最低限10-20GB程度の余裕が必要です)
- 予定:12-13時 OSSソフトのインストール(オプション)
- 13-15時 公示地価データの分析体験
- 15-16時 TSUTAYAの商圏・肝疾患死の分布の分析デモ
- 長丁場なので途中で抜けていただいて構いません
Windows/Macで同じ作業環境をつくるため、仮想化ソフトのvirtualBox上でLinux(Ubuntu)を使って説明します。
NICAR前日(9日)に開かれる特別トレーニングBootstraping the Newsを真似ています。 自分でインストールできる方は13時から参加してください。
- セキュリティの厳しい社内LANだとアップデートに失敗する可能性があります。
- virtualBox https://www.virtualbox.org/ から対応ファイルをダウンロードする。
- Ubuntu日本語Remixイメージ https://www.ubuntulinux.jp/japanese をダウンロードする。
- Windowsの場合
- virtualBoxのインストーラーをクリックして、インストールする。
- 「ネットワークが一時的に切断されます」と警告されます(無視します)
- Oracleのドライバ(デバイスソフトウエア)を全てインストールします。
- 「新規」を選び、Ubuntuのインストールを開始する。(10-30分かかります)
- 名前:Ubuntu(自由です)、タイプ:Linux、バージョン:Linux
- メモリーサイズは1000MB以上がおすすめ。
- 仮想ハードディスクにあるストレージは固定サイズにし、10GB-30GB程度を確保する。
- その他の設定はデフォルト。
- 「起動」を選び、Ubuntuのisoイメージを指定するとインストールが始まる(ユーザー名などを適宜入力する)。
- 最後に再起動するが、停止する場合はMachine(マシン)▶︎Reset(リセット)をかけて強制再起動する。
- Ubuntu再起動後、virtualBoxのDevices▶︎Insert Guest Additions CD Image(Guest addition CDイメージ挿入)を実行する(これにより、画面サイズが自動になる)。
- 再びUbuntuをシャットダウンし、VirtualBoxの設定▶︎一般▶︎高度でクリップボードとドラッグ&ドロップを「双方向」にする。
- virtualBoxのインストーラーをクリックして、インストールする。
- Macの場合
- virtualBoxのインストーラーをクリックして、インストールする。
- 「新規」を選び、Ubuntuのインストールを開始する。(10-30分かかります)
- メモリーサイズは1000MB以上がおすすめ。
- 仮想ハードディスクにあるストレージは固定サイズにし、10GB-30GB程度を確保する。
- その他の設定はデフォルト。
- 「起動」を選び、Ubuntuのisoイメージを指定するとインストールが始まる(ユーザー名などを適宜入力する)。
- 最後に再起動するが、停止する場合はMachine▶︎Resetをかけて強制再起動する。
- Ubuntu再起動後、virtualBoxのDevices▶︎Insert Guest Additions CD Imageを実行する(これにより、画面サイズが自動になる)。
- 再びUbuntuをシャットダウンし、VirtualBoxの設定▶︎一般▶︎高度でクリップボードとドラッグ&ドロップを「双方向」にする。
ここで、Windows/Mac上のファイルをUbuntuのデスクトップにドラック&ドロップできるか、確認してみる。
最後に、Ubuntu上で「端末」を開き、ソフトウエアをインストールする。 ::
>>> sudo apt-get upgrade
>>> sudo apt-get update # apt-cache search/show <アプリ名>で探す
>>> sudo apt-get install r-base
>>> sudo apt-get install r-cran-* # スキップしてもよい
>>> R (大文字のRで起動)
>>> sudo apt-get install qgis
>>> qgis (起動)
>>> sudo apt-get install python-pandas
>>> sudo apt-get install mysql-server #今回はスキップ(rootのパスワードは今回は空欄。3回)